救い主から学ぶモルモン教の会員
ほかのすべてのクリスチャンと同様,モルモン教の会員は,新約聖書のマタイ,マルコ,ルカ,ヨハネの書に記されている救い主の生涯を学んでいます。聖書のこれら4つの書に記された模範と教えに,わたしはここで目を向けてみます。わたしたち各人およびすべてのキリスト教徒の皆さんが,回復された主の教会と,キリストに従う者としてふさわしくなるための方法を,ともに学ぶようおすすめします。
神の王国に入るにはバプテスマを受けなければならないと,イエスは教えられました( ヨハネ3:5参照)。イエスは自らバプテスマを受けた後に,その務めを始められました( マルコ1:9参照)。そしてイエスとイエスに従う者たちは,人々にバプテスマを施しました( ヨハネ3:22-26参照)。わたしたちも同じようにしています。
イエスは教えを述べ始めるに当たって,御自分の言葉に耳を傾ける人々に悔い改めるよう勧められました( マタイ4:17参照)。これは今も,主の僕たちが世界に向けて語っているメッセージです。
戒めを守る模範を示したイエス
イエスは生涯にわたって,常に戒めを与えられました。そして「もしあなたがたがわたしを愛するならば,わたしのいましめを守るべきである」と教えられました( ヨハネ14:15。 21,23節も参照)。主の戒めを守るには「人々の間で尊ばれるもの」( ルカ16:15)と「人間の言伝え」( マルコ7:8。 13節も参照)から離れる必要があることを明確にされました。さらに,こう警告されました「もしあなたがたがこの世から出たものであったなら,この世は,あなたがたを自分のものとして愛したであろう。しかし,あなたがたはこの世のものではない。かえって,わたしがあなたがたをこの世から選び出したのである。だから,この世はあなたがたを憎むのである。」( ヨハネ15:19)使徒ペテロが後に断言したように,イエスに従う者たちは「特別な民」でなければなりませんでした( 1ペテロ2:9参照)。
末日聖徒は「世のもの」とならず,「人間の言伝え」に縛られてはならないことを理解していますが,キリストに従うほかの人々と同様,この世とその慣習から自分たちを切り離すのが難しい場合があります。ある人々は,世の方法に従って生活しています。イエスはそのような人について「彼らは神のほまれよりも,人のほまれを好んだ」( ヨハネ12:43)とおっしゃいました。世の方法に従った生活は,数え切れないほど多く,簡単には挙げられません。社会的な公平さや,極端な服装や身だしなみなどの世の風潮から,家族の永遠の本質や働きについての様々な価値観に至るまで,多岐にわたっています。
イエスの教えは理論ではなく,常に行動と結びついたものでした。イエスは「それで,わたしのこれらの言葉を聞いて行うものを,岩の上に自分の家を建てた賢い人に比べることができよう」( マタイ7:24。 ルカ11:28も参照)また,「主人が帰ってきたとき,そのようにつとめているのを見られる僕は,さいわいである」(マタイ 24:46)と教えられました。わたしたちの好きな賛美歌ではこう歌います。
われ主を愛して その道進まん…… われ主を愛して 従い行かん
ダリン・H・オークス長老が2013年4月の総大会でこのお話をされました。
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