聖典学習をする男性

写真はlds.orgより

編集者ノート:これは、京都府に住むある兄弟から頂いた彼のモルモン書の証です。

モルモン書の分かりやすい読み方

わたしがモルモン書を読む上で大きな助けになった1つの方法は、モルモン書の中で指導者が説教している部分を、一気に通読して、そのおおよその意味を「預言者○○は~しなさいと勧めている」という風に、一言でまとめるという方法です。これは伝道中に学んだモルモン書の読み方です。もちろん、一言一言を読んで、印象に残った聖句に印をつけることも重要です。ただ、モルモン書の中に登場する預言者が伝えようとしている内容をとらえようとするときに、これまで見えていなかった真理や、預言者が繰り返し強調される部分が浮かび上がってくると約束できます。


自ら見いだしたモルモン書の研究方法

モーサヤ書の初めにベニヤミン王という王様が出てきます。彼は忠実で勤勉な預言者でした。彼は死ぬ前に、ニーファイ人に対して数章にわたる説教を行いました。それがモーサヤ2~5章に記録されています。ここを1回の聖典勉強で通読して、「ベニヤミン王がこの長い説教の中で強調しているのは○○だ」と簡単に要約して、書き出してみるのです。一番の強調点にいたるまでに、どのような話から説教を始めて、何について証しているのかを、流れを追いながら読むことで、これまで見えてこなかった原則が浮かび上がります。例えば、少し教会から心が離れがちな人に対して説教する預言者は、神様がわたしたちのためにどれほどたくさんの祝福や、守りを下さっているか言及することからお話を始めていることがわかります。そうすることで説教を聞く人々が謙遜になり、これからのメッセージを受け入れる準備ができるようになるのです。ここから学んだ原則を、わたしたちの生活に応用してみるとどうなるでしょうか?教会をお休みがちな人を訪問するときに、神様がどれほどの祝福を下さっているかお互いに振り返ることによって、日々の生活の中で主の御手に気付く機会となり、信仰を強める手助けをすることができるかもしれません。また、自分の霊性が少し弱まってしまったと感じるとき、これまでの人生の中で神様から助けを受けた経験を振り返り、書き出すことによって、再び元気と力を取り戻すことができるかもしれません。

最近、少し忙しくて、御霊を感じにくくなってしまったと思うことがありました。そのときモルモン書を紐解いて、「モルモン書が、究極のところわたしたちに言おうとしていることは、いったい何だろう」と思い、調べてみることにしました。モルモン書の預言者が、特にわたしたち読者に対して語りかけている説教をいくつかリストアップし、上に挙げた方法を用いてメッセージを読み取ろうとしました。その聖典勉強から学んだことは、わたしの信仰を強めてくれるものでした。モルモン書の預言者で、わたしたちに向けて語りかけ、遺言を残してくれている預言者は、ニーファイの小版をまとめたニーファイ、大版の大半を編さんしたモルモン、最後の編さん者モロナイです。各々、第2ニーファイ33章、モルモン7章、モロナイ10章にわたしたちに対する遺言が記されています。簡単に彼らの嘆願から引用します。どうぞ彼らのわたしたちに対する嘆願を聞いてください。

第2ニーファイ33:10

「さて、私の愛する同胞よ、ユダヤ人よ、地の果てに至るすべての人よ、これらの言葉を聴き、キリストを信じなさい。また、これらの言葉を信じなくても、キリストを信じなさい。キリストを信じれば、これらの言葉を信じるようになるであろう。これら​の​言葉​は​​キリスト​の​言葉で​あり、キリスト​が​わたし​に​授けて​くださった​もの​だから​で​ある。そして、これらの言葉は、善を行わなければならないことをすべての人に教えている。」


モルモン7:5, 8-9

「先祖について知り、すべての罪と不義を悔い改めイエス・キリストを信じなければならないことを知りなさい。イエス・キリストは神の御子であり、またイエス・キリストはユダヤ人によって殺され、御父の力によって再びよみがえって墓に対して勝利を得られた。そして、死のとげはイエス・キリストにのまれてしまった・・・

だから、悔い改め、イエスの名によってバプテスマを受け、キリストの福音を手にしなさい。キリストの福音はこの記録だけでなく、ユダヤ人から異邦人に伝わり、異邦人からあなたがたに伝わる記録によってもあなたがたに知らされるであろう。

見よ、この記録を書き記しているのは、ユダヤ人から伝わる記録をあなたがたに信じさせるためである。また、あなたがたはそれを信じるならば、これも信じるであろう。そしてもしこれを信じるならば、あなたがたの先祖について知り、また先祖の中で神の力によって行われた驚くべき業についても知るようになるであろう。」


モロナイ10:32、33

「まことに、キリストのもとに来て、キリストによって完全になりなさい。神の御心に添わないものをすべて拒みなさい。もしあなたがたが神の御心に添わないものをすべて拒み、勢力と思いと力を尽くして神を愛するならば、神の恵みはあなたがたに十分であり、あなたがたは神の恵みにより、キリストによって完全になることができる。そしてあなたがたは神の恵みによりキリストによって完全になれば、決して神の力を否定することができない。」


古代の預言者がわたしたちに伝えたかったこと

別の教会の人は時々、「モルモンはクリスチャンではない。聖書以外に、異端のモルモン書も経典として使い、指導者に盲従し、その心はイエス・キリストから離れてしまっている」と、わたしたちのことを批判することがあります。しかし、それは本当でしょうか。死を直前に控えたモルモン書の編者の、わたしたちに対する最後の言葉はどれほど力強いことでしょうか。彼らは、魂の渾身の力を振り絞って、わたしたちにキリストのもとに来るように勧めていないでしょうか。これを読んで、それでもモルモンはクリスチャンでないと主張できるでしょうか。これまで長いお話をモルモン書に刻んできて、死にゆくほんのわずか前に、3人の預言者が、現代に生きるわたしたちが最も重要だと考えた渾身のメッセージが、「どうぞキリストのもとに来て、悔い改めてください。バプテスマを受けて福音を手にし、善を行ってください。キリストによって完全になることができるのですから。一つの民族が滅びるのをそばで見てきたわたしたちはもう死にゆくしかない。聖徒はもはやわたしたちの周りにはいない。でも主はこのわたしたちのメッセージが後世の人に伝わると約束して下さった。それが叶うかわたしは知らないが、それがきっと起こることを信じる。そう信じながら、激動の現代を生きるあなたの幸せを願って、最後の最後のわたしからの渾身の勧めは、どうぞキリストを信じてほしい!」なのです。

モルモン書は確かに、わたしたちにイエス・キリストのもとに来るように力強く進める書物であることを心から証します。この書物は、聖書で述べられたキリストの福音と贖いの教義を力強く支えます。古代アメリカで栄えた民族からの、わたしたちに向けられた力強い証なのです。そこに書かれてある教えを研究し、生活に応用するときに、確かに主から大きな祝福があると証します。古代アメリカの人々は、預言者の教えに背き、滅びてしまいました。預言者は、自分が生きていた時代に、人々が永遠の幸福を手に出来ずに滅び、悲しみに打ちひしがれていたのかもしれません。しかし、古代の預言者の言葉は、わたしたちが日々聖典学習をして生活に応用するなら、現代のわたしたちの心の中に生き続け、決して無駄になることはありません。

わたし自身、人生の中でたくさんの試練や困難がありましたが、モルモン書に書かれてある原則を実生活の中で応用することで、主はわたしの人生を聖別し、祝福してくださいました。モルモン書は人生のガイドブックで、最高の自分になれるように助けてくれる書物であると証します。モルモン書がなければ、わたしは永遠の福音を知らず、家族が永遠に続くことも知らないままでした。贖いから力を得て、自分の力以上のことを行うことができることを知りませんでした。失敗したときに、再度挑戦し直すモチベーションを得ることはできなかったかもしれません。人生の目標が定まらず、長期的な視野も持てなかったでしょう。心の落ち着きを、他の娯楽、メディア、ゲーム等に求めたり、高慢や憎しみといった負の感情を持ち合わせたままだったかもしれません。

わたしはたいてい、朝食後に家を出る前の時間をとって、モルモン書を読みます。朝読めなかった時は寝る前に必ず読むようにしています。モルモン書を読めば、学業の成績は上がります。元気になります。仕事においても成功できるでしょう。もっと善を行いたいと思うようになります。恐れを信仰によって克服することができます。もう進めないと思う時でも、主がそばにいて下さって共に歩んでくださるということが分かります。

わたしたちがいつもモルモン書から学び、キリストのもとに来て、完全に近付いて永遠の幸福を見出すことができますように。イエス・キリストの御名により祈ります、アーメン。

The following two tabs change content below.

ゲスト

著作権 © 2018 イエス・キリスト. すべての内容は著作権を有します。
このウェブサイトは、末日聖徒イエス・キリスト教会が所有あるいは関連するものではありません。(同教会は、モルモン教会あるいはLDS教会と呼ばれることがあります。)このサイトで表現されている意見や見解は、必ずしも同教会のものではありません。ユーザー個人が表現している意見や見解は、各ユーザーが責任を持ち、必ずしも教会の位置を表すものではありません。キリスト教の公式のウェブサイトでは、LDS.orgまたはMormon.orgをご覧ください。